バランスボール用の固定リングを簡単に自作する方法

物は試しとバランスボールをパソコンチェアとして利用し始めて早一ヶ月。バランスボールは、思いのほかチェアとして優れていました。でも問題が一つ。座っていないときに、ちょっとした衝撃であっちへコロコロ、こっちへコロコロと転がってしまうのです。

固定用リングが付属しているバランスボールも売っていたことを思い出して、ネットショップで探してみたところ、別売りの固定用リングは見つかりませんでした。ならばと自作してみることに。

作ってみよう

要は、バランスボールを傷つけない、やわらかい素材で輪っかを作れば良いわけです。そこで閃いたのがホースです。ホースなら安上がりだし、加工も楽ちん。早速、ホームセンターで買ってきました。

バランスボールと床へのくっ付きが心配なので、表面に筋彫り加工してある、くっ付き防止対策が施されている塩化ビニル樹脂製のホースを選択。1mで178円でした。

ホースの端をちょっと切り取って、縦方向に切込みを入れます。

それを写真のようにホースに差し込んで、ジョイントにします。

ジョイントで両端をつなげば出来上がり。材料はホース、工具はハサミだけ。5分もかからず作れました。

1週間使ってみて

完成した固定用リングをバランスボールの下に設置して、バランスボールを突いてみたところ、少しくらいの衝撃ではホースを乗り越えませんでした。転がり防止は成功です。使っていないときの煩わしさが解消しました。

固定用リングを設置したまま座っても差ほど違和感はありません。座っていないときに固定しておくために作ったのだけど、結局は設置したまま使うことにしました。

不安材料は、バランスボールや床とリングがくっ付いてしまわないか、ということ。フローリングの床で、PVC製のバランスボールに1週間使ってみて、今のところくっ付きの兆候はありません。

ひと夏使ってみて

ゴム製品は熱に弱いイメージだったので、35℃を超える真夏の戸締りした部屋に放置するのは心配でしたが、自作した固定用リングは何事もなくひと夏を越えました。

そこで気になって調べてみたら、バランスボールの「PVC」とホースの「塩化ビニル樹脂」とは、表記が違うだけで同じ材質を表す言葉だったのです。更には、PVC(塩化ビニル樹脂)はゴムではなくて、プラスチックの一種でした。これって常識なのでしょうか。

市販の固定用リング付きバランスボールの材質も確認してみると、どちらもPVC(塩化ビニル樹脂)でした。ということは、見た目がホースなだけで、市販の固定用リングと変わらないものを作れたわけです。ならば、くっ付きは大丈夫ってことかな。

固定用リングが付いているバランスボールを初めから買えばよかったのですが、結果的に安上がりでほぼ同じものが作れたのでこれで満足です。

タイトル:
バランスボール用の固定リングを簡単に自作する方法
カテゴリ:
雑貨と家電
公開日:
2013年07月17日
更新日:
2015年02月02日

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