ヘーベルメゾンに1年住んでみた率直な感想
旭化成不動産レジデンスが手掛ける賃貸マンションのヘーベルメゾンに入居して早1年が経ちました。そこで四季を暮らして気づいたこと、感じたことなど、率直な感想を書き綴ります。
防音性と湿気について
防音面で不利なS造(鉄骨造)にしては静かです。騒音問題とは無縁の1年でした。上も隣も二人暮らしのようだけど、話し声が聞こえたことはありません。上の部屋で掃除機をかける音がぼんやり聞こえるくらいです。
マンションで問題になりがちな湿気も大丈夫でした。窓が一度も結露しなかったのは驚きです。ただし湿気が高くなりやすい1階の部屋ではあません。
内装と間取りについて
個人的に特に気に入ったのが内装です。デザインは白ベースの無難なものだけど、設備がよくできていて、とても使いやすい。
収納はクローゼット・食器棚・シューズボックス等が十分に備え付けられているし、コンセントもこれでもかというほど設置されています。独立洗面台が大きいのもうれしいポイントです。
間取りもよく考えられています。私の入居したヘーベルメゾンは全戸募集の新築だったため、全部屋の間取りが分かる建物全体の見取り図を不動産屋の担当者からもらえました。
これを見ると、特にプライバシーが求められるトイレ・浴室と、大きめの音が出る洗濯機置き場が、ほかの部屋と隣接しないように配置されていることが分かります。
さらには階段等の共有スペースを建物の中央に置くことで、どの部屋も片側にしか隣室がない造りになっています。
そしてその隣室側に備え付け収納を配置することで、生活スペースが少しでも隣室から離れるように配慮されています。
至れり尽くせりだと感心させられました。
悪評について
そんな具合にヘーベルメゾンで快適に1年を過ごせたものの、芳しくない評判もネットで散見されます。特に目につくのが騒音トラブルで、「生活音がだだ漏れ」という口コミもありました。私の入居したヘーベルメゾンとは真逆の印象です。
もちろんそういった口コミも真実の一端なはず。三菱地所レジデンスが手掛ける億ションの「ザ・パークハウス グラン」ですら施工ミスが発覚したことがあるくらいです。いわんやヘーベルメゾンクラスの賃貸ならハズレの物件もそれはあるのでしょう。
ただしネットは不満のはけ口に向いてるから、ネガティブな評判が集まりやすいことも考慮するべきでしょう。自分の目で確かめずに、ネットの口コミだけでヘーベルメゾンを避けてしまうと、せっかくの良物件を逃してしまうかもしれません。
気になったヘーベルメゾンがあったら、面倒でも一度内見することを勧めます。
内見ポイント
生活音の漏れ具合は、住民が在宅している時間帯に内見すれば自分の耳で確かめられます。
不動産屋の担当者に「騒音トラブルの口コミを読んで不安」だと正直に伝えると話が早い。隣室との壁の厚さ等を確認しましょう。
私が今のヘーベルメゾンを内見したときは、担当者に防音性に対する不安を伝えると、隣室で音を出して確認することを提案してくれました。
これは同伴者がいて、隣室も同じ不動産屋が担当している空き室だったためできたレアケースです。しかしそういった対応をしてくれる良心的な不動産屋もいるわけだから、とにかく疑問はどんどん聞かないと損。そのための仲介手数料です。
細かく聞いて担当者に嫌な顔をされたら、その不動産屋はやめたほうが身のためかもしれません。
結論
「快適。ヘーベルメゾンにして良かった」が1年住んでみた結論です。もちろんこれはいちヘーベルメゾンのいち入居者の感想です。
物件の良し悪しはデベロッパーよりも立地条件に左右されるので、ヘーベルメゾンだからどうこうとは一概にいえません。
でも、希望の立地条件に合う物件の中にヘーベルメゾンがあるなら、優先的に内見しても良いんじゃないかとは思います。
入居して1年。まだしばらくはヘーベルメゾンのお世話になりそうです。
- タイトル:
- ヘーベルメゾンに1年住んでみた率直な感想
- カテゴリ:
- 住まい
- 公開日:
- 2019年09月23日
- 更新日:
- 2019年09月24日