逗子海岸花火大会

開催地が逗子という地元色の強い場所だからか、地元民以外に見過ごされがちな逗子海岸花火大会。

しかし!この花火大会は、湘南エリア最強といっても過言ではないド派手な花火を楽しめるんです。

何がすごいのか

逗子海岸花火大会の打上げ数は約7,000発。けっして多くはありません。このうち約1,000発をのんびり打ち上げていきます。

この牧歌的な雰囲気は、グランドフィナーレで一転します。なんと残りの約6,000発は、ラスト15分でまとめて打ち上げまくるんです。

これがとにかくド派手ですごい。なんだかクセになるんです。

(注) 打ち上げ数は2012年のもの。

レポート

2010年

安全対策が過剰になってきている最近の花火大会は、打ち上げ場所を観客から遠ざける傾向にあります。そんな中、2010年の逗子海岸花火大会は、花火玉の破片や火の粉がハラハラと会場に降ってくるくらい近くで花火を上げました。

だから花火が大きく見えて迫力がある!

そして10分間で5,000発を打ち上げまくったグランドフィナーレ。

それはもう「これでもか!」と言わんばかりの連発でした。

会場に充満する火薬の匂い。すぐ近くを風に乗って飛んでいく火の粉。前方と言うより、ほぼ真上に広がる花火の光。

「ドン」という打ち上げ音が「ドドドド」と連なり、夜空が金色に染まるクライマックスでは、あまりの光景に観客の歓声が笑い声に変わっていきます。人間、すごすぎると笑っちゃうらしい。

2012年

震災の影響で2011年は中止になった逗子海岸花火大会が、無事開催されました。

花火大会では珍しい、6月の開催です。平井竜一市長によると、海の家のないシーズンを選ぶことによって、より多くの観客が砂浜で鑑賞できるように配慮したからだそうです。

逗子海岸に海岸侵食が起きて砂浜が狭くなってきているのが一因だそうで、これからがちょっと心配ですね。

2010年の大会で観覧していた6人が花火の破片などが当たって火傷や打撲などの軽傷を負ったせいか、打ち上げ場所が多少遠ざかったかな?

今回のグランドフィナーレは、約6,000発。良い意味で乱暴な感じだった2010年よりも、きれいにまとまった印象を受けました。

個人的な好みでは、2010年に軍配が上がります。

とはいえ、やっぱりすごいグランドフィナーレでした。

食事

2010年

会場が海水浴場なので、海の家がズラリと並んでいます。なので飲食物の購入には困りません。

2012~2014年

開催日を前倒ししたので、海の家はまだありません。駅前でテイクアウトして浜辺に向かいましょう。ただし、どのお店もかなり混雑していました。

トイレ

海岸の常設トイレに加えて仮設トイレもあります。しかし、女性用は例のごとく激混みなので、会場に行く前に駅周辺で済ませておくことをおすすめします。

鑑賞スポット・打ち上げ場所

打ち上げ場所は、逗子海岸です。駅からの道順には、誘導員が出ているから土地勘がなくでも大丈夫です。

わりと空いている花火大会なので、少人数ならば場所の確保は楽にできます。2人連れなら、開始30分前くらいでも大丈夫なくらい。大グループならば、さすがに前もって場所取りしなければなりませんが。

穴場を無理に探さずに、素直に海岸で鑑賞するのがおすすめ。砂浜なので、敷物は必須です。

混雑状況

2010年

8月も下旬、それも平日の開催だからか花火大会にしては比較的おとなしめの混雑でした。(それでもかなりの集客ですが)

地元の人が多いようで、帰りは駅に近付くにつれ人込みも解消されていきます。またJRの逗子駅と、京急の新逗子駅に観客が別れるので駅にもスムーズに入れました。

2012年

花火大会のシーズンから外れているものの、開催日が土曜だったせいか混雑状況はさほど変わらない印象です。ただし、駅前はかなりの人数でごった返していました。それでも、同じ湘南エリアの鎌倉花火大会よりは断然楽だと思います。

2013年

大会の知名度が上がってきたのか、帰宅時の逗子駅前は混乱に近い混雑でした。来年以降が心配です。

2014年

昨年の大会終了後に逗子駅前が混乱した反省を活かしたようで、駅前の交通整理の人員が大幅に増えており、昨年よりもスムーズに改札を通れました。会場の混雑度は例年どおりだと感じました。

客層

観客は家族連れが目立ち、年配の方も多くいました。宴会騒ぎをしている人たちがいなかったので、落ち着いて観る事ができました。

花火大会の中では観客マナーが良いほうでは?それでも、残念ながら毎回ゴミが浜辺にかなり残されてしまうそうですが。

提供

クライマックスの花火は、「コロワイド presents グランドフィナーレ」の名の通り、コロワイドの一社提供なんだとか!このご時勢にありがたいですね。

逆に言えば、コロワイドがスポンサーを降りたら、あのグランドフィナーレは無くなってしまう訳です。これは否が応でも応援したくなります。

ちなみにコロワイドは、居酒屋の甘太郎などを展開するフードサービス企業です。

まとめ

逗子海岸花火大会は、のんびりタイムの後に一気に盛り上がる急展開が面白い。トータルの時間も40~45分と短いから楽チンです。

地元住民以外にもおすすめな花火大会ですよ。

タイトル:
逗子海岸花火大会
カテゴリ:
イベント
公開日:
2010年08月29日
更新日:
2018年05月30日

この記事をシェア

あわせて読みたい