子供の食べ物の好き嫌いをなくしたいなら、無理をさせてはいけない

食べ物の好き嫌いが激しかった子供時代、嫌いな食べ物がまるでない両親からの理解を得られずに、つらい思いをしました。食卓にずらりと並んだ大量の嫌いなものを「とにかく食べろ」の一点張り。つらくて泣いても叱責されて、すべて食べるまで許してくれません。しかし、このスパルタな方法で克服できた食べ物は一つとしてなかったのです。

その後、自力で嫌いな食べ物を克服していった経験を踏まえて、お子さんに無理をさせない克服方法をレクチャーします。

嫌いなのは、まずいから

まず、心構えとして知っておいて欲しいのは、「まずいから嫌い」ということ。嫌いな食べ物がない人は、決まって「なんで嫌いなの?美味しいのに」と言います。違うのです、生理的にまずく感じてしまうのです。言い訳ではなく、ただ「まずいから嫌い」なのです。

嫌いな食べ物がない方でも、まずいと感じる食べ物はあるはずです。まずい食べ物を無理やり食べさせられる苦痛は分かるはず。お子さんに嫌いなものを食べさせるときは、それを忘れないでください。

食べきれる量で成功体験と結びつける

基本的には、嫌いなものでも定期的に食べ続けていると、脳の「まずいスイッチ」が入らなくなってきます。嫌いなものを食べさせること自体は間違いではありません。

しかし、まずいものを食べる苦痛と、その食べ物の記憶が強烈に結びついてしまうとトラウマになって、2度と口に入れることすらできなくなる恐れがあります。

大事なのは、食卓に嫌いなものを出すときは無理なく食べきれる量に抑えること。苦痛ではなく達成感、食べきったという成功体験と結びつけてあげることが、嫌いな食べ物を克服させる近道なのです。ですから、食べきったら、褒めてあげることも忘れずに。

食べきれなかった場合は量が多いのです。量を減らして、焦らず続けましょう。

味はごまかさず、美味しいものを

食べさせる量を少なく抑えるかわりに、嫌いなその料理(素材)の味は、本来のまま調理します。嫌いな食べ物の味を分からなくする調理法は一時しのぎにすぎません。その味を「食べても大丈夫な味」だと脳に覚えさせることで、克服させるのですから。

なので、水などで流し込むように食べてしまうと意味がありません。しっかり噛ませて、味が分かるように食べさせます。

また、嫌いな食べ物は、美味しい状態のものを食べさせること。例えばトマト、青臭くて酸味が強いばかりで美味しくないものありますよね。トマト嫌いなお子さんにそういったトマトを食べさせるのは逆効果です。美味しいトマトが手に入った時だけ食べさせましょう。

やってはいけないこと

お子さんが好きな食べ物にこっそり嫌いなものを混ぜて出すことは、やってしまいがち。でもそれはNGです。

子供のころ、大好きなメンチカツに、大嫌いなシイタケを混ぜたものを食べさせられて、吐いてしまった経験があります。それ以降、普通のメンチカツでも、口に入れるだけで反射的に吐き気を催すようになってしまったのです。

そして、そういった騙し討ちは、親子間の信頼関係に響きます。嫌いなものを食べさせるときは、正々堂々出しましょう。

まとめ

嫌いな食べ物を克服させるには、少量を繰り返し食べさせるのが効果的です。無理なく食べきれる量に抑えるのがポイント。

嫌いなのはまずい(と感じる)から。そして、まずいものを食べるのはとても苦痛です。それを踏まえて、食べきれなくても叱らない。食べきったら褒めましょう。焦らずに、長い目で見てください。食卓が楽しければ、いつか必ず食べられるようになります。

タイトル:
子供の食べ物の好き嫌いをなくしたいなら、無理をさせてはいけない
カテゴリ:
食事
公開日:
2013年08月10日
更新日:
2014年04月15日

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