トマトが嫌いなのに、トマトソースは食べられる?

トマトが嫌いで食べられないのに、トマトソースの料理は大丈夫。なんて人、結構いますよね。でも、それって本当にトマトが嫌いなんでしょうか?

当たり外れ

トマトを嫌いな人は知らないかもしれないけど、トマトってとても当たり外れの差が激しい食材なんです。外れのトマトは、旨味がほとんどなくて、あるのはきつい酸味と青臭さだけ。トマトが好きだって食べたくありません。

まずいトマトは、美味しいトマトより、はるかに多く流通しています。そこらで安く売っているようなトマトは大抵外れだから、こだわりなくテキトーに買っていると、毎回まずいトマトが食卓に並ぶことになります。

地元のスーパーに、契約農家のとても美味しいトマトが定期的に入荷するのですが、いつも即完売。入荷日を事前にチェックして並ばないと買えません。本当に美味しいトマトは貴重なんです。

火を通すと

我が家では、外れのトマトがプチトマトだったときは、ベーコンを巻いて串焼きにします。ちょっとした調理で、生で食べた時のまずさがうそのように美味しくなります。

火を通すとトマトは、青臭さと酸味が和らぐんです。そう、トマトソースも火が通ってますよね。複数の食材を使っているとはいえ、トマトソースの味は、基本、トマトの味です。

ということは

トマトソースは食べられるのに、そのままのトマトは嫌い。それってもしかして、トマト全般じゃなくて、まずいトマトが嫌いなだけなんじゃないでしょうか。

美味しいトマトを食べる機会に恵まれずに、まずいトマトばかりを食べたせいで、トマトが嫌いだと思い込んでしまっただけ。その思い込みのせいで、美味しいトマトを食べる機会を逃し続けて、本当はトマトを嫌いじゃなかったと気が付けないのでは?

「いや、美味しいと言われたトマトを食べてみたけど、やっぱり駄目だった」という方、もしかしてそれ、フルーツトマトではありませんでしたか?

フルーツトマトの落とし穴

近年もてはやされているフルーツトマト。でもフルーツトマトとは、糖度を高めたトマトを指す言葉に過ぎません。旨味がなかろうが、青臭かろうが、糖度さえ高ければフルーツトマトを名乗れるのです。必ずしも美味しいとは限りません。

名ばかりで、ちっともフルーティーじゃないフルーツトマトが市場に溢れかえっているから、くれぐれも騙されないように。

とうわけで

生のトマトが嫌いで食べられないのに、 トマトソースやケチャップは大丈夫な人は、ただまずいトマトが嫌いという当たり前のことなだけかも。本当はトマトが嫌いじゃなかったとしたら、生のトマトを食べないのは損ですよね。

心当たりがある方は、食にうるさい人が認める美味しいトマトを食べる機会があったなら、ぜひ一度口にしてみてはいかがでしょうか。

タイトル:
トマトが嫌いなのに、トマトソースは食べられる?
カテゴリ:
食事
公開日:
2013年08月20日
更新日:
2014年04月15日

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