アニメ『惡の華』第3話感想

ネタバレあり

仲村佐和との契約で、春日高男は放課後を毎日二人で過ごすことになった。そんなある日、クラスメイトが教室に置き忘れていた給食費がなくなってしまう。根拠もなく疑われてしまった仲村を春日は思わずかばうのだが……。

佐伯さんの体操着を捨てる場所を探す春日くんが、いくらなんでもテンパりすぎ!と感じたけれど、よくよく思い出すと思春期って、肥大化した自我のせいで人目が必要以上に気になることが確かにありました。

とめどなく膨張していく自己のイメージが、現実的な範囲に収束していく過程が思春期なのかな。『惡の華』は異色な思春期物語かと思いきや、根っこの部分にある感情は普遍的なものですね。

春日くんが、佐伯さんの体操着を着させられるシーンは笑えました。仲村さんに無理やり着替えさせれられたテイだけど、男女の腕力差からいって春日くんも乗り気じゃなきゃ無理。どう見てもプレイです。本当にありがとうございました。

なんだかSMの香りがしてきました。春日くんはドM決定だし。思春期SM漫画といえば実写映画化もされた『月光の囁き』ですが、『惡の華』はどうなっていくのでしょうか。

月光の囁き(コミックセット)
著作者:
喜国雅彦
出版社:
小学館

Mの主人公とSのヒロインとの青春ドラマ。エスカレートしていく二人はどこに行き着くのか。

仲村さんの太ももや胸をアップにしたカットを挟むことで、春日くんが仲村さんを異性として意識し始めたことを連想させる演出がうまい。だんだん仲村さんがかわいく見えてきました。一方で佐伯さんは、今のところただ顔がいいだけのキャラで魅力不足ですね。

今回も教室で針のむしろ状態に追い込まれた春日くん。どうやって抜け出すのか、はたまた抜け出せないのか。毎回いたたまれない終わり方で次回が気になります。

タイトル:
アニメ『惡の華』第3話感想
カテゴリ:
テレビ
公開日:
2013年05月01日
更新日:
2013年07月15日

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