ドラマ『クロユリ団地~序章~』第11話感想
ネタバレあり
最終章の第11・12話は、『クロユリ団地~序章~』の総合監修を務める中田秀夫が直々に監督しています。同じく中田監督が手がけた第1・2話でも感じたのだけど、この人の演出は泥臭いというか、古臭いというか……。まさに「ケレン味たっぷり」といった感じで、はったりが利いています。
そのせいか、相変わらず冴えない脚本だったにもかかわらず、30分あっという間に観れました。「ケレン味がある」とは、必ずしも褒め言葉ではありません。でも、ホラーに限っていえば、こういったケレン味は大事ですね。
さて、なぜ第1・2話のあらすじから始まるのかと思っていたら、なんと井村陽介が再登場しました。第2話が放送されたのは2ヶ月以上前で、井村陽介が最後にどうなったのか覚えてなかったけど、生きていたのですね。
妹の死の真相を追ってミノルくんにたどり着いた井村陽介。でも髪型をきっちりスタイリングしているから悲壮感がありません。意味もなく小奇麗にヘアメイクするなんて、ホラーらしからなくて興ざめです。プライムタイムの恋愛ドラマじゃないんだから。
遂にミノルくんの母親が登場した以外は進展なし。最終回への前振りのみに終わった回でした。ミノルママを演じる女優さんの演技がくさくて、期待より不安が上回ります。
あらすじ
ある朝、小林とも江が目を覚ますと夫と娘が見当たらない。家の中を探して回ったとも江が目にしたものは、トイレで首を吊った夫の死体だった。いったいなにが起こったのか。心療内科で娘の記憶を催眠療法を使って呼び覚ますと……。
- タイトル:
- ドラマ『クロユリ団地~序章~』第11話感想
- カテゴリ:
- テレビ
- 公開日:
- 2013年07月03日
- 更新日:
- 2013年07月16日