「女子」って何歳までを意味するの?
なんだか最近よく見かけるのが、「女子」という言葉に過剰反応しているコメント。大人の女性が自分たちを「女子」と呼ぶことが気に入らないみたい。なぜ?
「女子」、大いに結構!だって語感がいい。「女性会」じゃなんだか息が詰まりそうだし、「女会」は語呂が悪い。「女子会」だからこそ楽しそうなニュアンスが伝わります。
辞書を引いてみた
「その歳で女子はないだろ!」というのが、主だった批判理由のようです。そこで、「女子」という言葉の意味をあらためて調べてみました。
「じょし【女子】 の意味とは」 - Yahoo!辞書
- おんなのこ。むすめ。
- 女性。おんな。「―学生」
そう、言葉単体だと「むすめ(未婚の若い女性)」のイメージが強いけど、「女子」とは女性全般のことでもあるんです。そもそもあたりを見渡せば、女子アナや女子バレーなど、ごく当たり前のように使われています。女子トイレを未成年専用だと思って、入らない大人はいないですよね。
もちろん「男子」だって同じ。
「だんし【男子】 の意味とは」 - Yahoo!辞書
- 男の子。男児。
- 男性。おとこ。また、一人前のおとこ。「―の本懐」
なんと、「一人前のおとこ」という意味さえあります。
的を得る?
一時期、ネットに「的を得る」なんて書こうものなら、どこからともなく人が集まってきて「的を射るですよ」と口々に指摘されたものです。結果、正しい日本語ブームと相まって、すっかり「的を得る」は姿を消しました。
(本当に「的を得る」が完全な間違いなのか。それはまた別の話)
それと同じように、「女子」という言葉の意味合いが見直されて、大人に対しても使うことがこのまま当たり前になっていくか。それともやっぱり未成年のイメージが押し勝つか……。
どちらにせよ、ちょっとした言葉のあやなのだから、女子に対してもう少し寛容でもいいのでは?というお話でした。
- タイトル:
- 「女子」って何歳までを意味するの?
- カテゴリ:
- 言葉
- 公開日:
- 2013年02月02日
- 更新日:
- 2014年04月15日