3DS『ガンマンストーリー』レビュー: いとしのアイツを助け出せ
ちょっとした時間の合間にさくっと遊べるゲームが欲しいなと探していたところ、ニンテンドー3DSのeショップで見つけたダウンロードソフトが『ガンマンストーリー』です。配信価格は200円。飲み物を買うのと大して変わらないので、早速ポチってみました。
システム
『ガンマンストーリー』は、オーソドックスな横スクロール型アクションゲームです。アクションは、移動のほかはジャンプと射撃のみ。本当にシンプルです。
残機数は無制限なのでゲームオーバーはありません。ライフがなくなるか、穴に落ちるとステージの最初からリトライになります。このシステムのおかげで、おそらく誰でもクリアできるはず。1ステージの長さは短いですから。
ステージは全部で20。5の倍数ステージはボス戦です。
ノーダメージ、もしくは規定値よりも速いタイムでクリアすると、そのステージのマップアイコンに★マークが付く、というやり込み用のシステムもあります。
また、進行状況はセーブされるため、途中でやめても、次回は続きから再開できます。
難易度
後半のステージはなかなか難しくて、初見殺しのトラップも出てきます。とはいえ、前述したとおりゲームオーバーがないから、体感難易度は低いです。
それでも、すべてのステージに2個の★マークを付けるのはかなりの難関。難しいゲームが好きなら、★マーク集めにチャレンジすれば十分な歯応えが感じられます。
難易度は、イージーとノーマルとハードの3段階から選択が可能。イージーだと、墜落死してもライフが減るだけで、その場から復活するのでかなり簡単になります。ハードはライフが少なくなるだけで、敵の配置などは変わらないのが残念です。
操作性
操作性は良好です。ただ、ふわりとしたジャンプ感が多少気になりました。
キー操作は、Bボタンがジャンプで、Yボタンが攻撃です。移動は、スライドパッドでも十字キーでも行えます。その他のボタンに割り振りは出来ません。Aボタンも攻撃なら、ジャンプと攻撃のボタン配置が逆の方が好きなプレイヤーにも対応できるのに!
あえていうなら。ジャンプボタンを押しながらの攻撃がやり辛いです。これは『ガンマンストーリー』ではなくて、3DS本体のボタン配置による問題なのだけど。
立体視
一見すると2次元グラフィックのようですが、実際はトゥーンシェーディングの3次元グラフィックのようです。そのため、深度は浅いものの意外にもしっかり立体視に対応しています。
クリア後
全面クリアすると、使用可能キャラが2つ追加されます。それぞれジャンプの性能などがことなるため、新たな気分で再プレイできます。とくにア○○を選ぶと、まったく別のゲームをプレイしているようです。
スマホゲー
『ガンマンストーリー』は、元はスマホ用ゲームの『Gunman Clive』です。しかし、3DS版は後発にもかかわらず、iOS版とAndroid版を押しのけ、一番の売り上げを記録したそうです。「やっぱりアクションゲームは物理ボタンだよね」とうことなのでしょう。
感想
お手軽な息抜き用に買ったのに、思わず熱中してしまって、結局一気にクリアしてしまいました。重厚壮大なゲームに疲れてしまっていたから、ちょうど好いボリュームです。
クオリティは文句なし。この価格帯でこのクオリティのゲームが増えれば、3DSのダウンロードソフトはもっと盛り上がりそうですね。
500円だと高いと感じてしまいそうな内容です。でもなんせ200円ですからね、満足度は高いです。ふとした機会にこれからもプレイしそうな良作でした。
というわけで、『ガンマンストーリー』のお気に入り度70%です。
- タイトル:
- 3DS『ガンマンストーリー』レビュー: いとしのアイツを助け出せ
- カテゴリ:
- ゲーム
- 公開日:
- 2013年05月25日
- 更新日:
- 2014年04月15日