ドラマ『クロユリ団地~序章~』第6話感想
ネタバレあり
山崎の息子真一は、実は死んでいた。ここまでは予想どおりでしたが、まさか山崎の自宅に居たのは真一の霊ではなく、ミノルくんだったとは。
第2話で少しだけ映ったミノルくんの顔を覚えていた人や、映画版を先に観ていた人は、「ちょwwwミノルくんなにやってんのwww」みたいな感じで前編からばればれだったのですね。これは大胆なエピソードです、驚きました。
てっきり、ミノルくんは黒百合団地の地縛霊だと思っていたのですが、違うようです。自由に黒百合団地から離れられるどころか、完全に実体化しています。ここまでくると、普通に生きている少年と変わらないわけで、恐怖感をほとんど感じさせません。これでいいのでしょうか。
そんなわけで、今回のエピソードも前編の方が怖かったです。毎回『クロユリ団地~序章~』は、前編で自ら煽って挙げた恐怖感のハードルを後編で超えられていません。ミノルくんが出てくると、途端に恐怖感が薄れてしまうのが難点です。
そんな中で冴えていたのは、山崎の自宅で深夜に聞こえていた叫び声は、息子をひき殺してしまったときの山崎吾朗の叫び声だったということ。これはとても怪談的で、薄ら寒い話です。こういった要素が、もっと映像的に活きてくると怖くなるのだけど。
あらすじ
山崎が日に日に体調が悪くなっていく様子を見て、心配した部下の緒方は事故物件だという自宅から出ることを薦めるが一向に聞き入れてもらえない。そこで社長の柏木に相談した緒方は、思いがけない事実を知ることになる……。
- タイトル:
- ドラマ『クロユリ団地~序章~』第6話感想
- カテゴリ:
- テレビ
- 公開日:
- 2013年05月30日
- 更新日:
- 2013年07月16日