二宮: 吾妻山公園の菜の花と、徳富蘇峰記念館の梅園
吾妻山公園の菜の花と、徳富蘇峰記念館の梅園が知られている二宮を訪れました。二宮は、神奈川の海岸沿いにある町。どこまでが「湘南」なのかの定義は曖昧ですが、二宮町のウェブサイトには「みんな大好き 湘南にのみや」とあります。湘南最西端の町、といったところでしょうか。
歩道橋
JR東海道線の二宮駅を降り立ち、歩き始めて最初に目についたのは、この歩道橋。川を渡りつつも線路下をくぐるハイブリッドさと、絶妙なくたびれ感が、琴線に触れました。『タモリ倶楽部』的な味わいというか……。
藍の看板猫
徳富蘇峰記念館へ向けて歩いていくと、第一猫発見。藍というお店の前で気持ち良さそうに寝てました。看板猫なのかな?
正栄堂菓子舗
街歩きの醍醐味は、食べ歩き。ということで、和菓子屋へ立ち寄りました。小田原の老舗和菓子屋だという正栄堂菓子舗の二宮店です。甘露梅が小田原土産の定番らしい。
今回は、和生もんぶらん(写真左)と松の実(同右)を購入しました。和生もんぶらんは、モンブランをクリームを使わずに和菓子で再現したもの。松の実は、シナモン風味のカステラで黄身餡を包んだものです。
どちらも、和菓子と洋菓子のいいとこ取りな感じの美味しさでした。
MuffinMuffin
正栄堂菓子舗前の通りを進むと、今度は良さげなマフィン屋がありました。MuffinMuffinは、アメリカンマフィン専門店とのこと。
ここでは、さくらんぼヨーグルト(写真左)とチョコバナナ(同右)を購入。どちらも甘さ控え目で、じんわり美味しさが込み上げてくるタイプです。
飽きがこなそうな味付けで気に入りました。地元なら定期的に通いたいくらいです。
徳富蘇峰記念館
さらに歩いて徳富蘇峰記念館に到着。県道71号線から記念館へ行く道は、歩道のない細い道路なのに車の通行量が多くて、ストレスがたまりました。
ここは、ジャーナリストだった徳富蘇峰の記念館です。失礼ながら徳富蘇峰には興味がわかなかったので、梅園のみ見学。徳富蘇峰記念館の入館料は700円ですが、梅園だけなら100円で入園できます。
足元に咲いている水仙は、とても良い香りをはなっているのですが、肝心の梅は花期が遅れているようで、まだまだ咲いていませんでした。神奈川の花の名所100選の一つだけに残念です。
お弁当を広げているおばあちゃんたちが多い、なごみスポットでした。
吾妻山公園
多少道を戻って、吾妻山公園へ向かいます。菜の花が咲いている山頂の広場まで、山道をハイキングです。
徳富蘇峰記念館の梅園とは打って変わって、吾妻山公園の菜の花は満開!桜も植わっているので、春に行ってもよさそうです。とても見晴らしがよくて、すがすがしい。ここは当たりの公園でした。
西光寺 かやの木
吾妻山を下山して、立派なかやの木があるという西光寺へ。このかやの木の樹齢は推定500年。天然記念物に指定されている大木です。これは、なかなか見ごたえがありました。
二宮漁場の猫たち
かなり海に近いところまできていたので、帰り道は少し海岸を歩くことに。この辺りの浜は、砂浜ではなくて、10センチ弱の石がごろごろしている石浜(?)で歩くのに苦労しました。
歩き始めたはいいものの、海岸沿いには西湘バイパスが通っているため、なかなか市街地に戻る道がありません。漁港らしきところに、ようやく街への道があったので通らさせてもらいました。地図によると、二宮漁場というみたいです。
二宮漁場にはたくさんの猫がいました。ここでかわいがられているのでしょうね。
周辺地図
後記
観光協会で配布されていた小冊子を参考に散策しましたが、街歩きのスポットとして知られているわけではない二宮を、これだけ歩く人はあまりいなそうです。普通の人は、吾妻山公園か徳富蘇峰記念館のどちらかを観光すれば、それで十分かもしれませんね。
- タイトル:
- 二宮: 吾妻山公園の菜の花と、徳富蘇峰記念館の梅園
- カテゴリ:
- 街歩き
- 公開日:
- 2013年03月06日
- 更新日:
- 2014年04月15日